電磁気が楽しくなると同時に電気がより好きになった話

電磁気。

 

これは自分にとって何よりも苦手で難しく思っていた教科。

受験生時代もずっとずっと電磁気に苦しめられ、分からなさすぎて泣いたりもしたぐらい、本当に苦手で辛くて仕方ないものでした。

 

でも大学院進学する以上、電磁気は必須と分かっていたので2019年12月31日に"来年の目標は電磁気を好きになること"と腹を括りました。

 

新年度が始まり、新しく専攻科生としての生活が始まりました。

課題に追われ研究に追われ、慣れないオンライン授業にも疲弊してました。

その中で3年の頃に電磁気、4年の頃に放電現象を持ってもらっていた先生の授業で高電圧工学というものがあります。正直その先生の授業の成績は可もなく不可もなくという成績でかなり身構えていました。

ですがいざ授業を受けてみるとわかりやすいのなんの。しかも先生がたまに嬉しそうな声で説明するのが面白くて。

高電圧…楽しい…!!って感じになりました。

なんか電子の動きが面白い、って思うようになって、電磁気も今まで全く腑に落ちなかったところがすんなり入ってくるようになりました。万歳🙌

 

電磁気の課題を進めて行くうちにまさに進○ゼミのような「わかる…わかるぞ…!」という感じの、久々に解けて嬉しい!分かることが楽しい!という感覚を掴みました。

 

電子の動きがわかるようになると電気回路でも「ここは自分が電子だったら行きたくないからこっちに電流が流れるな」とか「電子ならどうするだろう?」ということを考えれるようになって、より楽しいと感じるようになりました。

電子の気持ちになったら分かる、と言っていた友達がいましたが、昔は全く理解できませんでした。今なら理解できます。

この「電子の気持ちになる」というのは、周りのみんなはもっと早くに理解できているかもしれませんが、私が理解できたのは専攻科に上がってからでした。遅いかもしれないけど着実に一歩進めたからいいや。

 

結局高専のカリキュラムは全部の教科に繋がるものがあるんだろうなと再認識しました。

 

これからも電子と仲良くしていけるといいな…

 

思ったことをただ書き殴りたかっただけなので文章めちゃくちゃで読み辛かったらすみません、またそのうち推敲します(多分

九州大学 電気情報工学科 編入体験記

進学先を決めたことので、ようやく重い腰を持ち上げて大本命だった九州大学電気情報工学科の編入体験記を書いていきます。

結論から言うと九州大学には落ちました。文章力が乏しく見苦しい記事かもしれません、すみません...

今後の受験生の方に少しでも参考になればと思います。

 

 

1.なぜ九州大学を受けようと思ったのか

単純すぎだと思うかもしれませんが先輩への憧れです。

私は高専一年からずっと進学したい!と思っていた大学がありました。医療工学を勉強したくて、でも高専三年頃から何か違うな...という違和感を感じ始めていました。気づけばその頃からやりたいことが医療工学から違うものへと変わってきていました。その結果行きたい大学がわからなくなってしまい、でもせっかく勉強頑張ってきたんだから進学したいとだけは考えていました。

そんな中、高専4年の夏にアメリカのNASAへ二週間留学しました。NASAで出会った先輩の中に大分高専から九州大学編入された先輩が二人いて、二人とも宇宙開発体験サークルに所属していました。宇宙に興味があった(だからNASAに行った)ので、そのサークルの話を聞いているうちに九州大学に興味が湧きました。あと、その先輩たちの活躍や発想が凄かったんです。

その後九州大学のことを調べているうちにあれ…この大学めっちゃよくない…?となって受験することを決意しました。本当に単純ですが、色々見てると自分のやりたい研究してる先生もいるし大学の周り何もないから勉強集中できるし設備整ってるし綺麗だし…とすごく憧れを抱いたことを今でも鮮明に覚えています。

 

2.併願大学について

併願大学は

豊橋技術科学大学

yz1207.hatenablog.com

 

神戸高専専攻科

 

以上の二つです。何故他の旧帝大や中堅大学を受けなかったのか?という疑問に対する答えはいくつかあります。

 

1.他に行きたい大学がない

そこらへんの大学行くぐらいなら今就職した方が絶対良いと考えていたので。あとは単純に受験した3つの学校以外でやりたいことがなかった、、

 

2.受験科目を第一志望に合わせて絞り切りたかった

(これが結果として自分の首を絞めていたと受験後に分かる)

 

3.しんどい

受験校を増やすのは滑り止めが沢山出来て安心できる反面受験のストレスがたまります。体力がいります。また、お金もかかります(受験費用+宿泊費+交通費)

 

こんな感じです。

書いてて本当に自分は単純な人間だと改めて思いました。

 

3.試験日程

試験日は2019年8月7日と8日でした。

1日目に数学と英語を受験し、2日目に電磁気と回路の試験および面接がありました。

実はこの時台風が来ていて、前日の8月6日の昼に出発予定でしたが前日入り厳しくない…?と思い前々日入りしました。九州は台風多いので臨機応変に対応することが大事だと学びました。

 

4.試験の手応え

数学が全然できませんでした。解いてる時はほぼ半泣きです。あんなに練習した微分方程式、流石に全部解けると思ってたのに一個だけ解けない+高度な応用数学の問題+苦手な確率でフルボッコにされました。行列は頑張って解いたのですが応数と確率0点じゃないかなって思ってます。本当に試験中も試験後も虚無でした。

2時間目は英語で、これはめちゃくちゃ簡単でした。今までの過去問よりも段違いで簡単で、ということは周りの受験生も出来てるってことだよな…と思い複雑な気分でした。英語が得意な自分にとっては差をつける意味で英語が難しい方が好都合でした(つまり今回数学得意な人は好都合だったと思う)

2日目の専門は回路は例年通りひねった問題で難しかったです。電磁気はもう覚えてません。

 

結論

数学…3〜4割

英語…10割近い

電磁気…6割?

回路…6割?

まあ、厳しい

自分が採点する側なら数学がこの点数の時点で落とすわな〜って思います。

 

5.面接

面接は3グループに分かれて呼び出されました。

私の当たった面接官たちから聞かれた内容は以下の通りです。

本学を志願した理由を教えてください

今やってる卒業研究は?

併願大学は?

学部終わったらどうする?

自己アピールをお願いします

英語得意なの?じゃあ今から英語で喋ってみて!←⁉︎

こんな感じです。

ザ・雑談!って感じですごく優しかったです。でも友達は面接官厳しかった…と言ってたのできっとグループによって違うと思います。

自分は面接で九大の魅力と行きたい理由を話すと「たくさん褒めてくれてありがとう〜!是非来年から九大に入学して活躍してほしい!」と言われ、D進するか問われたので女子だと余計に就職口がなくなるから迷ってる旨を伝えると「大丈夫だよ!今年D3の女の子が○○に就職決まったから是非九大でドクター目指して!」と言われました。こんなに言われたら受かってるのかな?と思うじゃないですか。正直結構期待しました。最後に「まあまだ採点してないんだけどね〜!」と言われました。

う〜ん!w

 

6.合格発表

九大は合格発表めっっっっっちゃ遅いです。試験後3週間も焦らされます。辛かった。

結果はネットで見ました。落ちてると分かっていつつ現実を認めたくなくてなかなか見れませんでした。落ちたと分かってからは冷静にお世話になった先輩にお礼と報告をしました。その瞬間はすごい辛かった…

友達は合格してました。神大電通も受かっててつよつよでした。

 

7.今後の進路

神戸高専電気電子工学専攻に進学します。

これは人生でベスト5に入る一大決心で、確約書提出直前までずっと悩みました。豊橋に行くメリットデメリット、専攻科に行くメリットデメリット、色々列挙して全部考慮した上で専攻科を選びました。どっちに行っても楽しいだろうしどっちも本気で行きたいと思っていた大学だったのですごく迷いました。滑り止め関係なく両方すごく思い入れのある学校です。

やっぱり豊橋にしとけばよかった…と後悔しないような学生生活を専攻科で送りたいと思います。

 

8.まとめ

専攻科から大学院に行くか就職するかはまだ考え中です。親も自分も大学院推進派で行きたい気持ちも沢山ありますがなんせ今回の編入試験で心折れた+自分に院にいく力はないのではないか?と色々考えています。専攻科の授業について行ける自信もありません。幸先不安でしかないです。一緒に勉強頑張ってくれる仲間が欲しいです。


電磁気と回路の過去問3年分あります。連絡してもらえればお渡しできると思います。(2019年のものはまだ編集中ですが…)

2021/03/02追記

過去問2年分です...すみません。2019年のものが見当たらないです…

 

読んでくれてありがとうございました。

 

 

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豊橋技術科学大学 グローバルアーキテクト養成コース(GAC) 編入体験記

編入体験記第一弾

豊橋技術科学大学 グローバルアーキテクト養成コース(GAC) 電気・電子情報工学課程

について書いていこうと思います。

 

最近思うのは電気科って、大学で「電気科」がないから辛い。「電気電子工学科」「電気情報工学科」とかはあるけど…これに関して思うこともまた書いていきたいと思います。

 

それはさておき

試験日は2019年5月31日(金)でした。ほかの編入試と比べてかなり早かったです。

 

 

1.豊橋技術科学大学とは?

めんどくさくなっちゃったので暇ができたら書きます…

 

2.グローバルアーキテクト養成コースとは?

簡潔にまとめると

  • 授業を全て英語で行う
  • 留学生と同じ専用の寄宿舎に入る
  • 海外研修、海外インターンシップ絶対

こんな感じ

まあなんとも英語の押しが強いなぁと思いました

 

3.なぜこの学校を選んだのか

英語が好きで、海外で働いてみたいという漠然とした目標を持っていたからです。

留学生とシェアハウスできたり海外実習できることが魅力的でした。

 

4.自分について

[TOEIC]

TOEICの推移は以下の通りです。

435(4年4月)→585(4年11月)→640(4年12月)→765(4年3月)

一年間で300点上がりました。TOEICは慣れだ!とおっしゃる方は多いと聞いていましたが、本当にその通りでした。完答はしたことないです。できない。

勝負事が好きなので常に誰かと点数を競いながら勉強してました、そしたらのびたって感じです

気が向いたら(全く役に立たないであろう)勉強法載せます

 

[工業英語能力検定]

工業英検です。高専生には有名かな?と思っていたのですが知らない高専生もいてびっくりしました。あったら就職とか進学に有利になるので暇な人は是非。

jstc.jp

ちょっと英語ができればすぐ取れます。四級からあって、私は三級です。三年生の7月頃にとりました。四級が英検の準二級相当らしい。

 

[実用英語技能検定]

英検ってやつです。準2級です。1年生の冬にとりました。2級は筆記がめんどくさいなーと思って避け続けています...そろそろ準一級受けようかなとか思ったり思わなかったり。落ちるの怖い(受験料高い)

 

[学校の成績]

GACの点数換算が甘かったので全教科のGPAは4.7ぐらいあったと思います。英語だけのGPAはもちろん5.0です。

 

GAC受けたいと思った人間がこんなもんだっていうことだけわかっていただければと思います。

 

5.試験対策

特にこれと言ったことは何もしてませんが面接練習を2回ほどしました。どうせ面接だけやし何とかなるやろと思ってました。

他の友達がガチガチに対策してるのを見てなんかしようかなーとか思っていたら当日になっていました。時間の魔法ってこわい(違う)

本番当日、友達が全部英語で答えられるようにしてきていることを聞いてまあまあ焦りました。でも焦っても仕方ないよなぁっていう謎のポジティブが働きました。まあ本番焦らないのは大事だと思います。

 

因みに前日入りはしてません。12:30〜だったので朝の8時に家を出ました。電車が止まったら親に車で送ってもらうつもりでした。自分は神戸に住んでいるのですが大阪の友達が前日入りしてたらしく、まあ人それぞれだなという感じです。

 

6.面接

面接で聞かれたことは以下の通りです。

 

[日本語]

志望動機は?

海外で研究をどう活かしていく?

博士に行ってからなにする?

留学経験について聞かせてください。

これまでにも英語を話す機会はありましたか?

その時は話せた?

 

[口頭試問]

電磁気、電気回路、情報、電子回路、化学から二個選ぶ

私は電気回路と電磁気を選びました。

 

電気回路

コイルってなんで電流が遅れるの?図描いても良いよ

→ベクトル図と回路図を書いて説明しました。

 

電磁気

ガウスの定理ってどんなの?

電荷が二個あったらどうなる?

→教科書に書いてあるごく普通のことを書いて説明しました。

 

[英語]

最後に英語で質問されました。

Using your skills, how would you make use it in society?

多分こんな感じだった

 

それとなく答えましたが緊張して思っていたことは言えませんでした。

 

7.面接まとめ

緊張してガチガチでした。

受験番号は北から順に並んでいたので出願の早さは関係ありません。

面接は豊橋技術科学大学から遠い所に住んでいる人順でした。受験番号は全くもって関係ありませんでした。(例えば、北海道や沖縄の高専の人は一番で、豊田高専の人は最後といった感じです。)受験番号の意味とは。

1人20分、外国人留学生と日本人2部屋に分かれて同時並行でした。外国人留学生4人、日本人9人でした。
部屋に入ったのは13:00前で13:30〜16:30まで20分刻みで1人ずつホワイトボードに時間がかかれていました。

面接の待機中は何も見てはいけませんでした。スマホも紙も禁止。喋るなとは言われませんでしたが到底喋れる雰囲気でもなかったです。トイレに行くときも人が必ず着いてくるので落ち着きませんでした。

私はこの状態で二時間ひたすら時計とにらめっこしてて辛かったです。

面接の時間は20分と書いていましたが人によって異なります。10分、15分で終わる人もいますが私はぴったり20分かかりました。長かった...

面接官は三人いました。

推測は左から順に関口寛人先生、石田誠先生、石川靖彦先生でした。関口先生は英語の質問以外喋っていませんでした。幸か不幸か自分の行きたい研究室の先生がいませんでした。全員デバイスの先生やん...と後から知りました。まあ豊橋はデバイス系が盛んなので...

雰囲気は結構ニコニコしてて優しかったです。

 

8.結果

受かってました。心配ではありましたがまあ落ちても一般があるし大丈夫かと次の試験に向けて勉強できていたのでよかったです。

奨学金の書類も出したのですがこちらは通りませんでした。残念...

 

9.まとめ

私は運よくTOEIC765で合格しましたが周りは800後半から900台までがほとんどでした。英語ができない高専生とは一体なんだったのかって感じ

GACの受験者が増えたり口頭試問が追加されたりとレベルが上がっているのでTOEICは800後半を目指した方がいいと思います。

あとは海外留学はかなり興味を持っていただけので留学していれば有利かなと思いました。

豊橋技術科学大学グローバル化に力を入れていたり、高専のことを理解してくれているのでいい学校かなと思います。

でも奨学金が欲しかった...!

 

9/29追記:小論文とか志望理由欲しかったら(参考にするだけなら)あげます、くそざこなめくじですが

 

10/13追記:10/7までに入寮確約書を出さないといけなくてめちゃめちゃ迷ったし行きたいし後悔もやや残るけどごめんなさい、専攻科に進学します。

 

質問等あればTwitterInstagramでよろしくお願いします。

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